「ラピュタ」から年食って「紅の豚」へ
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テレビで幾度も再放送されるうちに気に入ったのがラピュタ。
お空の彼方に大きなお城が浮かんでるとな。ファンタジーです。素敵な冒険です。これ以上ないボーイ・ミーツ・ガールの物語。浪漫ですよねー。
ただ、今でももちろんラピュタは好きなのですが、それ以上に豚の渋さにやられてきた感じです。初めて見たときは、大きな謎はないし主人公豚だしなんつーか地味だし、ナウシカやラピュタのような面白さってのはほとんど感じませんでした。長じてくるにつれ、つまり自分の性癖がきちんと自分で理解できるにつれ(笑)、乗り物大好き空港大好き大人な姐さん大好きという趣味を一気に満たしてくれる豚に行き着きました。いや決してカーチスがCV大塚明夫だからじゃないですよ。ええ。絶対。
あと、二つの大戦の合間という、なんとも能天気に沸き立ってる感じのするあの時代も好きだ。暗黒の木曜日までですけど。戦争は終わってこれからどんどん科学が発達して、新しい乗り物もたくさん出てくる。そんな中を男たちが趣味に殉じてる。ナウシカみたいに世界の危機に瀕しているわけでもなく、かといってトトロほど牧歌的でもないそんな中間な感じがいい。
今でももちろんラピュタもナウシカも好きです。けど、年をとっていろんなことを(望む望まないに関わらず)知って、「紅の豚」になったなぁという。ああいう風に趣味に命をかけて過ごせたらいいな、というか。世のしがらみぜーんぶ断ち切れるならアドリア海に行って暢気に空飛んでたい。宮崎監督自身がものっそい趣味爆発で作ったんだろうなーというのがひしひしと感じられる一品だと思います。カーチスがカーチスに乗ってるってのも細かくて好きだ。
自分が今複葉機や飛行艇が好きなのは間違いなく「紅の豚」と「蓬莱学園の卒業」とゆー漫画のせい。
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